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2011年04月01日

地震について

地震について報道が毎日されていますね。
自分が見ていないだけかもしれませんがガルについての評価は
あまりでてないような気がします。

ガルとは簡単に言うと地震における加速度です。

物を落としたときに物はだんだん加速しますね。
例えば、高いところから落とした物ほど早く落ちてきます。
それにおける加速度が約980ガルです。

阪神・淡路大震災で最大848ガルでした。
もちろん、同一地域内でも地盤、立地条件で変わってきます。

今回の東日本大震災については手元の日経アーキテクチャによると
宮城県栗原市で最大で2933ガルが二回
仙台市内では最大で1808ガル
と記してあります。
いかに大きな地震か分かります。

ちなみにwikipediaによると

浜岡原発は
設計上の耐震性(最大加速度)は以下の通り。

* 1・2号炉 450Gal
* 3・4号炉 600Gal
安全余裕があるため1・2号炉と3・4号炉の耐震性はほぼ同等である。また、約1000Galまで耐えられるように工事も行なわれている。
タービン建屋の建造物、設備はこの限りではない。

とのことです。

最大級の地震の定義が今回の地震で変わります。

事故後、リスクを一番にかぶるのは電力会社です。
せめて安全の盲信ではなく、短期、中期、長期の安全施策を考えて欲しいです。
せめて2000ガルに耐えられる施設が必要です。
計画は始まっているようですが地震本体に耐えられるかどうかも検討し直して欲しいです。




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